「矢崎藍の付けてみませんか」コラム 東京新聞（火）朝刊・中日新聞（木）朝刊掲載です
中日新聞で１９９０年から始まった付け句コラムです。募集コラムのあと、読者の付け句を紹介します。基本的にコラムですので、入選順位、賞のようなものはありません。付け句は活字メディアでの募集ですのではがきでご参加ください。２００１年１０月から、東京新聞にも掲載。応募者は中部地方と首都圏に広がって、ちょっと激戦。皆さんがんばってね！
◆過去のコラム1999年−2001年◆このコラムのそもそも
前句 水晶玉に未来尋ねる Ｒ
| 『募集』8/１9（火）東京朝刊・8/21（木）中日朝刊 |
| （水晶玉に未来尋ねる Ｒ） ここが出ろ必死で見つめる試験前 一夜漬け 四面楚歌将軍様の尻に火が 江崎千秋 天国はどのあたりかなナビゲーション 石田喜美子 十代から９９歳まで共に尋ねた未来いかがでしたか。多数のご応募に感謝。 さて、次回募集前句です。 恋という熱じわりあがって おはぎ この七七句を読んで五七五句を付けてください。熱がじわりあがるのはどんな場面？ 相手は？ 場所？ 時刻は？ 体験でも、想像でも。 （恋という熱じわりあがって） 沈黙は告白に似て夕あかり 聖子 美しい詩、感動でも、大笑いでも。十月発表なので秋や冬の句もぜひ。鳥も虫も細菌だって恋をする。天上天下過去未来、想像力全開で遊んでください。時事句にも挑戦を。付け句には前句と同じ言葉（恋、熱など）は使わないようにね。 なお今回は秋の「市民キャンパス連句まつり」（豊田市・桜花学園大学他主催）との共催特別募吟です。このコラムではいつものように発表しますが、祭から時事句賞、ユーモア賞など賞がいろいろ出ますよー！ しめきりは九月十日（水）消印有効。この回のみ整理上はがき一枚に付け句一句、おひとり五枚まで。学校からの応募は、生徒さんの句をまとめてA４紙に印刷してもOK。宛先は〒460-8511中日新聞文化部「付けてみませんか」係宛。住所と電話番号。紙上ペンネームの方は本名も明記して。 （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
| 『台風が』8/１２（火）東京朝刊・8/１５（木）中日朝刊 |
| （水晶玉に未来尋ねる Ｒ） 台風が私のパンツ連れてゆく 水玉 あれえーー。どこへゆくのーー。 白雪姫シミが気になる年となり 廣田千恵子 「お義母さまの気持ちがわかるわー」 （水晶玉に未来尋ねる） 俺四十路彼女いない歴四十年 桂丸 出会いのチャンスは危ない程にある世なれど。 仕事にもムコにもいかず閉じこもり かり （水晶玉に未来尋ねる） 見てみたいマザコン息子の嫁の顔 本多雅子 リストラの嫁と向き合う時期が来た 姑子 （水晶玉に未来尋ねる） 租・庸・調―頭まっ白四苦八苦 わに 「僕も辛いっす」わにさんは中学生で社会のテスト勉強暗記中。今後日本の税と労働を考える！ （水晶玉に未来尋ねる） 糖尿にガンとボケまで映ってる 仲川昌一 寝たきりはアンタと私どっちかな 遊歩 老いらくの恋に疲れて床に伏す 乃志 （水晶玉に未来尋ねる） あなたにまためぐり逢えるの何年後 かな 「今年主人を亡くしました。４１歳。突然死。どんなに泣いてもどうにもならない。これからどうしたらいいか、水晶玉に聞いてみたい気持で一杯です」 （水晶玉に未来尋ねる） 錆び声の寄席の呼び込み梅雨深し 節子 （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
| 『地球百億総中流！』8/５（火）東京朝刊・8/7（木）中日朝刊 |
| （水晶玉に未来尋ねる Ｒ） 孫二人イチロー松井でなくていい 松枝ケーネン ハハ。つい欲張るのが親たちですものね。 お受験か子どもらしさか両天秤 はかせ 恐竜を折り続けてる子どもの眼 美穂子 はるかに飛翔する空間。 （水晶玉に未来尋ねる） 虹色のフラクタルどの枝がいい？ タヌ公 時間の線上を選択によってすすむ世の中。幾何学的に見れば、美になるのでしょうか。 （水晶玉に未来尋ねる） 告発のペン持参する入社式 近藤辰春 終身雇用が崩れ、従順な社員の時代もおわる。 内閣の改造今度こそ大臣 坂巻静江 私欲で見つめる未来――では困るんだなあ。 （水晶玉に未来尋ねる） 決断を総理まだ待て今しばし 美比古 今どきのルビコン川に水あるや 笠松孟 シーザーは決断して渡ったけれど、いま、うちの首相は誰かの後をついて渡ってるだけじゃないか。 第三次世界大戦始まりぬ 利也 もしかしてもう始まっているーー？ （水晶玉に未来尋ねる） シェルターの外には誰も見当たらず 直 ニッポンの跡地に波浪注意報 茶子 実は茶子さんは「白書では地球百億総中流」という句も書いてくださった。この夢いつ成るや、夢！ （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
| 『遺伝子を』7/29（火）東京朝刊・7/31（木）中日朝刊 |
| （水晶玉に未来尋ねる Ｒ） 遠い目で過去懐かしむ君がいた 正地伸子 よかった。この今が記憶にとどめられるんだ。 （水晶玉に未来尋ねる） 溜池の低温の主牛蛙 山田都 マンションのベランダに飛ぶ姫蛍 妙 姫蛍のほのかな光、牛蛙のぶううという声。ずっと地上にいてほしい仲間ですね。 （水晶玉に未来尋ねる） 私はほんとに蝶になれますか 毛虫 残酷な嘴についばまれないように祈る御時世。 子羊よ奈落がそっと口を開け みの虫アッパ （水晶玉に未来尋ねる） 私たち子供を産んでいいですか 杉原哲哉 行政が産めというのは、国家経済発展のため。生まれてくる子どもたちが幸せか、が問題なんだぞ。 （水晶玉に未来尋ねる） 少子化で小学校は県一校 寺さん 青い地球分別ゴミで守れるか？ 近藤富子 袋をいくつも抱え日々守ってるつもりなのよ！ （水晶玉に未来尋ねる） 美しき水も空気も買う生活 みずほ 温暖化ボートに乗ってご出勤 池田志満子 ロボットがベランダで布団干している 岩津志乃ぶ （水晶玉に未来尋ねる） 遺伝子をデザインされた子どもたち 獅狼 「これは親子の絆の放棄？」と獅狼さん。 （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
| 『いくさは駄目！』7/22（火）東京朝刊・7/24（木）中日朝刊 |
| （水晶玉に未来尋ねる Ｒ） あかいカサくるんと回してあすは晴れ あおい 定宿はあじさいの葉と雨蛙 右京清子 私もちいさな雨蛙くんと会いましたよ。毎年会えるようなゆとりのある町であってほしい。 （水晶玉に未来尋ねる） 商店街七夕祭りで出会うひと 洋一 プチ整形病院出たらプチ美人？ そら 初恋の彼は現在ひとり者 ミドリ シメタ！ チャンスあり。 （水晶玉に未来尋ねる） 税率とため息の数正比例 ぐりこ 国の借金が八百兆円。国民ひとり五百万円ですって？ 使い方がまちがってるに決まってる。 （水晶玉に未来尋ねる） 出して見る一銭五厘の従軍章 横地清吉 ８８歳と。戦死した私の父の世代です。それが歴史の中で侵略戦争であったことの苦さ。 それ旗だ編上靴だとせかされて ことぶきん 下心見え隠れする有事法 小川勇 国会を通してしまった。私たちの責任。 （水晶玉に未来尋ねる） 自衛隊軍に変わるはいつのこと 青酸カリー 銃をもち敵の胸撃つ僕がいた グッドラック 「徴兵がくる？」若者たちからの切実な二句です。 （水晶玉に未来尋ねる） この国はいくさは駄目と出ているよ 讃井正敏 （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
| 『団塊の』7/15（火）東京朝刊・7/17（木）中日朝刊 |
| （水晶玉に未来尋ねる
Ｒ） 雨女紫陽花色の誕生日 りんご 雨粒も涙も地上の星となれ 寿枝 よく降りますね。 （水晶玉に未来尋ねる） 私の賞味期限は何歳か 近藤留美子 ふふ。するめの味は生イカにない深さですよー。 熟年で離婚するならいっそ今 眠り猫 （水晶玉に未来尋ねる） 本物か阪神半疑の熱い夏 伊藤千敏 阪神の句多数。半信半疑にマジック点灯だぞ。 （水晶玉に未来尋ねる） アメリカの追跡逃れ転々と おさむ 混沌とただ混沌と混沌と ちょっと斜めに （水晶玉に未来尋ねる） 職さがし再びめぐる更衣 Ｋ 五年前こんなでなかった五年後は ゆき子 「世の中も老体もあれよあれよです。僅かな年金も下がりました」 今年もかボーナスカットああ無情 丹羽香織 「三十万円カットはきつい。いまになくなるかも」 （水晶玉に未来尋ねる） いつごろよ！棚からボタモチ落ちるのは 小宮幸子 バブルのころには経験した人いるんだよねー。 ヘソクリも老後の貯蓄もスッカラカン T・K （水晶玉に未来尋ねる） 団塊の世代転がる老いの坂 水谷允子 （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
| 『アレお前！ 』7/8（火）東京朝刊・7/10（木）中日朝刊 |
| （水晶玉に未来尋ねる Ｒ） 占いの館若人夏迎え 紅 バラ色の台座が透けて見えている 近江信孝 何が現れるかな。楽しい名句迷句がきてますよ。 （水晶玉に未来尋ねる） アレお前アラあなたもね！この二人 草野元次 ラブラブで老いられれば最高。でもーー。、 二人して覗けど別の人生ね プルート 白無垢の彼の花嫁―私じゃない！ 水谷三和子 運命は予想外というのが常識なのだー。 （水晶玉に未来尋ねる） 結婚は三回できる嬉しいな 木蓮ちゃん やっほー。今夜こういう夢みましょうね。 赤い糸たぐれば何とベッカム様 伊藤紘美 でも、現実の問いは厳しいのであります。 （水晶玉に未来尋ねる） 高齢化年金預金はどうなるの 成田道代 「年金は６５歳から。銀行はあんな状態ですし、本当に私たちの老後を尋ねてみたいです」と。 （水晶玉に未来尋ねる） 余命気にせずにルージュも忘れずに ゆかり この先も長生きしたい九十九歳 藤田道子 生きてる限り未来はあるのですよ。 （水晶玉に未来尋ねる） 傷心の旅は異国の裏通り まいく ああ、エキゾチックな占いにふらりと立ち寄る。「傷心の旅」がいいですねえ。 （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
| 『ブッシュ様 』7/1（火）東京朝刊・7/3（木）中日朝刊 |
| （水晶玉に未来尋ねる Ｒ） かわらない僕のとなりに君がいる 木村美代 ああ、幸せ！ わが美貌いつまで続く爆乳も 永田義忠 ハハ。最初からスゴイ付け句！ （水晶玉に未来尋ねる） 再婚をしそうな妻を遺せない 山本桂馬 同じ作者の「妻がどう使うか俺の保険金」て句も可笑しかった。負けずに生き延びましょうね。 （水晶玉に未来尋ねる） この血税あんな議員の懐に 桜色 議事堂の空に舞ってる献金帳 奥村晋 政党政治はどうにもならんのか！ （水晶玉に未来尋ねる） ブッシュ様あなた地球の独裁者 コン太 ところで、気が早いですけれど、ここで次回（八月）の付け句募集の予告をします。改めて詳細をお知らせしますが、秋の「市民キャンパス連句まつり」（豊田市・桜花学園大学他主催）との共催特別募吟で、入選句はこのコラムに載るだけでなく、まつりの選賞委員会から賞もいろいろ出ます。前句は、 恋という熱じわりあがって おはぎ です。これに五七五句を付けてください。しめきりは九月十日。ただし、この回のみ整理上はがき一枚に付け句一句、おひとり五枚までとしますので、今からよく考えて精選句をくださいね。さて来週は引き続き（水晶玉）への付け句の発表、お楽しみに。 （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
| 『しめきりですよ 』6/24（火）東京朝刊・6/26（木）中日朝刊 |
| 付け句宿題はもう出されましたか。私は目下皆さまからのはがきの束をわくわく待機中。ついでに夜中にゼミ学生のケータイにメール。緊急付け句させてみました。たちまち十数句帰ってきた中から。 （水晶玉に未来尋ねる R） 給食は大根サラダ休みたいー すじ すじさんは小学校時代に嫌いだった大根サラダの恐怖をまだ覚えているようです。そういえば子どもの未来って、まずあしただったような。 （水晶玉に未来尋ねる） 消費税いつまでのぼり続けます？ まるこ これは老いも若きもわれらが現実。それにしても近年、魔法や呪術の本が売れるのは、世の中の思考が合理的画一的すぎて、しかも一向にうまくゆかず（！）疲れるからかもしれません。だから、混迷の未来、水晶玉にでも尋ねちゃえ！ （水晶玉に未来尋ねる） 鼻緒切れ櫛の歯欠けて鏡割れ 嵯都美 わわ。もう何も聞かないほうがよさそう。 （水晶玉に未来尋ねる） さくらんぼあなたにあげる初デート 彩火 （水晶玉に未来尋ねる）への付け句ははがきで〒460-8511中日新聞文化部「付けてみませんか」係宛。住所と電話番号、紙上匿名（ペンネーム）の方は本名も明記。句数の制限はありません。名句迷句、さまざま想像して頭の体操を。６月２７日（金）までにご投かんを。五七五句ですよ！ （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
| 『募集 水晶玉』6/17（火）東京朝刊・6/19（木）中日朝刊 |
| （ぜんぶ話すよ今までのこと
うさぎ） 早世のあなたの知らない孫もいて 坂巻静江 父入院僕に託した遺言状 宇都正巳 それぞれの人生の一場面、いかがでしたか。 （ぜんぶ話すよ今までのこと） 強がりに疲れた若くありません 月下亭 ぶち壊すはずの自民は変わりなし 斉天大聖 ホントの内情を話せるのはいつかなあ。 （ぜんぶ話すよ今までのこと） 放牛にアカシアの花揺れやまず 加藤博 花片を散らして白い夜が更ける 幸枝 自然を背景にすると人生の物語も抒情的になりま すねえ。今回も投句多数多謝。 さて、つぎの募集の前句（まえく）です。 水晶玉に未来尋ねる R この七七句に五七五句を考えて付けてください。 ええ、付け句は想像でいいんです。水晶玉に尋ねて るのは誰。あなたなら何を尋ねる？ その答えは？ （水晶玉に未来尋ねる） 戦いを子に強いる世にならぬ道 ふさ子 鋭い時事句はもちろん、大笑い句、恋句も歓迎。 （水晶玉に未来尋ねる） 結ばれる彼のお尻に赤い痣 圭 付け句ははがきで〒460-8511中日新聞文化部「付けてみませんか」係宛。住所と電話番号、紙上匿名（ペンネーム）の方は本名も明記。６月２７日（金）までにご投かんを。五七五句ですよ！ （やざきあい 作家・桜花学園大学教授） |
◆「矢崎藍の付けてみませんかコラムのそもそも」
このユニークなる（伝統と現代の衝突じゃぞ！）中日新聞の付け句コラムは１９９０年にはじまっています。最初は朝刊の「辛口診断」という時評コラムの中でした。矢崎藍担当コラムで、ある日、付け句の話題を紹介して、「あなたも付けてみませんか」と、（いわば言葉の綾で）文章をしめたところ、読者から付け句がきたのです！ 掲載するとまたきた！ やっほっほ、どーしよー！ とうれしい悲鳴が続いて、とうとう「募集、しめきり、発表」という形をとるようになりました。ちなみに最初の記念すべき前句と付け句は
恋なんてどうでもいいと古稀は言い 敏女
それでも赤い薔薇が好きなの、 しげる
でした。くわしくは『連句恋々』（筑摩書房）に書いてあります。
1996年に「矢崎藍の付けてみませんか」として独立、日曜日の読者総合特集ページへ。
1998年に（金）夕刊に引っ越し、文化欄「矢崎藍付けてみませんか」
2001年10月から東京新聞にも同時掲載となり、
2003年6月から朝刊掲載となり現在に至っています。
募集１０日後しめきりがふつうで、５、６回のコラムの中で発表となります。「今を、共に、語る！」という対話的付け句コラムの内容は終始変わっていません。
『平成付け句交差点』（筑摩書房）はこの欄の精選付け句集です
◆過去のコラム１９９９−「あと一年で二千年なり」（１／８−２／１２） 「働きすぎてちょっと疲れて」（２／２６−４／９）「不覚にもまた恋をしそうな」（４／１６−６／４）「むくむくと入道雲が立ち上がり」（６／１１−８／６）「電子レンジがチンと鳴る夜」（８／１３−９／２４）「急がないのがうちのモットー」（１０／１−１１／５）「濃すぎるかしらけさの口紅｝（１１／１９−１２／２４）◆２０００「 朝の光が透けるカー テン」（１／７−２／１８）「不況にもめげぬ男はつらいこと」（ ２／２５−４／１４）「あなたを見てたずっと前から」（４／２１−６／９）「ぼんやり見てる窓越しの雨」（６／１６−７／２８）「氷カランと麦茶の香り」（８／４−９／２２）「ふと目が合った恋のはじまり」（９／２９−１１／１０）「信号がもうすぐ赤に変わります」（１１／１７−１２／２２）◆２００１「２００１年元旦の膳」（１／５−２／９）「振り返ったら妻がにっこり」（ ２／１６−３／３０）「あなたが好きよ規格はずれで」（４／６−５／１８）「土曜二時半雑踏の中」（５／２５−７／６）「誰にも内緒そっと寄り道」（７／１３−９／７）「あなたにひとつ言いたいことが」（9/7-10/26）「秋深き隣は何をする人ぞ」（10/26-12/21）「ざぶりとつかる湯はあふれ出て」（１２／２８−２／８）「おおきくひとつ息をしてみる」（ ２／１５−４／１２） 「さわさわとふたりの中を過ぎる風」（4/19-6/14）「母さんに会ったら涙こぼれそう」(6月21日-8 月6日)「命あふれて好きな日盛り」（8/2-9/27）「横顔の君にきょうこそプロポーズ ななしげ」(10/8-12/18)「恋情のただやるせなき雪ぐもり 聖子」(12月25日-2/25)「いち、にっ、さんしとつづく人生 おはぎ」（2/26日ー4月23日）「ぜんぶ話すよ今までのこと うさぎ」（4月23日ー6/19）